第2回 全国在宅医療医歯薬連合会全国大会

プログラム - 連合

5月26日(土)

■ 記念式典 (14:00〜14:45)

■ 特別講演 (14:45〜16:15)

テーマ 医療保険介護保険同時改定について
〜在宅医療における多職種連携の影響〜
座長・司会 安達 秀樹(京都府医師会)
演 者 椎葉 茂樹(厚生労働省 大臣官房審議官)

■ シンポジウム@ (16:30〜18:00)

テーマ 在宅を支えるためならなんでも言っていいんかい
座長・司会 神野 君夫(神野医院)
演 者 石賀 丈士(いしが在宅ケアクリニック)
村上 成美(渡辺西賀茂診療所 訪問看護師)
小林啓治(公益社団法人 京都府介護支援専門員会 副会長)
岡 薫(京都府立医科大学 地域連携室)
大伴 沙織(加茂川ゆう薬局 薬剤師)
内 容 在宅医療に携わる中,社会保障制度を整えるというマクロな視点のみでは在宅医療を支えることはできないことを実感しています。そこには,エビデンスや医療技術の習得は勿論,専門職の連携体制の構築や,各々の医師や看護師,そして多職種が抱える困難事例や経験の少ない事例に対してのコンサルテーションなど各地域や各々の専門職にあったミクロな取り組みが重要です。
そして,何より大切なのは「住み慣れた家で患者さんを支えたい」とういう熱い思いのある専門職の確保や就業の継続です。この思いを支えるためには,上にあげた取り組みと共に,病診,多職種間の連携,そして,連携をするためにお互いがお互いを知り合うことが大切だと思いこのシンポジウムを企画しました。
日頃,それぞれの現場で感じていること,悩みもよいことも,これは言っておかないと連携がとれないということも,せっかくの機会なので語りあえればと思っております。そして,このシンポジウムが終了したときには,ほんの少しでも今までより,それぞれの立場や思いがわかりあえていることを期待しています。
参加者の皆さまも是非,日頃の思い,わかって欲しい思いなど発言をお願い致します。

5月27日(日)

■ シンポジウムA (9:00〜10:30)

テーマ 今後の在宅医療におけるICT
座長・司会 小原 章央(渡辺西賀茂診療所)
演 者 松田 義和(京都府医師会 理事 京あんしんネット)
松尾 誠司(長崎宝在宅医療クリニック)
三原 一郎(三原皮膚科・山形県鶴岡地区医師会長)
内 容 医療の世界,特に病院では電子カルテによる情報の管理や共有が当然のようになっています。
さて,在宅の現場はどうでしょうか?
中々,在宅に適した電子カルテも少ない現状があり,また,電子カルテを使用していても,在宅医の診療の記録や検査データを始めとする,様々な情報の管理をするのみに留まります。在宅では,病院と違い多職種が同じ建物の中にいることはありません。故に,患者さん(利用者さん)の情報もすぐに伝え共有することは困難です。また,在宅医療(ケア)主人公は,患者さん(利用者さん)であり,日々その方らしいドラマが住み慣れた地域で生まれています。そして,このドラマこそが在宅医療(ケア)を受ける側も,医療(ケア)を提供する側も大切な宝物であり,多職種間,そして,患者さん(利用者さん)と家族も共有することが大切だと思うのです。つまり,カルテには記載されない日々の行間を大切に共有にできる,ツールがあればよいのでは?
このシンポジウムでは,3人の先生方に京あんしんネットを始めとする,情報共有ツールや工夫されていることなどをお話していただきます。

■ シンポジウムB (10:45〜11:45)

テーマ これからの在宅チーム医療:行政・教育の立場から
座長・司会 山脇 正永(京都府立医科大学)
演 者 松岡 輝昌(厚労省地域医療対策室長)
山脇 正永(京都府立医科大学)
内 容 今後の高齢化社会の一層の進行により、これからの在宅チーム医療は大きく変貌してゆくことが予想されます。本シンポジウムでは持続可能な在宅医療、チーム医療の実践のために、行政及び大学の役割を考察します。

■ シンポジウムC (13:30〜14:45)

テーマ それぞれの立場からみた認知症
座長・司会 井上 基(公益社団法人 京都府介護支援専門員会 会長)
演 者 成本 迅(京都府立医科大学大学院医学研究科 精神機能病態学)
松本 善則(公益社団法人 京都府介護支援専門員会 副会長)
西井 知代(訪問看護ステーション えいむ)
豊嶋 昭彦(ディサービスセンターつるさんかめさん)
内 容 現在、世界には約4,680万人の認知症の人がおられ、20〜30年後には1億3,150万人程度にまで増加すると言われています。日本においても高齢化が急速に進む中、2025年には高齢者の5人に1人が認知症になると見込まれるなど、もはや認知症は他人事ではなく、すべての人にとって我が事として考えるべき身近な問題であるといえるでしょう。
しかし、「認知症にだけはなりたくない」との声は相変わらず消えることがなく、認知症や認知症の人に対するネガティブな疾病観は根強く存在しています。また、診断や医療・介護サービス導入の遅れ、診断後の認知症の人や家族の戸惑い、社会や家族構造の変化による介護力・地域力の低下などもあって問題が複雑化・複合化しながら地域の中で孤立している現状を見ると、きれいごとだけでは認知症の人を支えきれない現実を医療・介護の関係者は感じているのではないでしょうか。
その一方で、近年、若年性認知症の人を中心に認知症の人(当事者)が自らの言葉で自らの想いを発信する機会が増えてきました。これらの声に医療・介護関係者は真摯に耳を傾け、多くの課題がある現状を改善していかなければなりません。
シンポジウムでは初めに、多くの認知症の人やその家族を支えておられる成本迅先生に、医療の側面から見た認知症の人や家族が抱えている現状の課題と大学病院(認知症疾患医療センター)としての取り組みをご講演いただきます。続いて、多職種のシンポジストから、それぞれの立場から見た認知症の人と家族について語っていただき、地域で支えていくための想い、取り組み、情報の共有ができればと考えています。

■ シンポジウムD (15:00〜16:30)

テーマ 在宅の場でこそ「わたしの思い」が語れる
〜在宅発信のACP(心づもり)できていますか?〜
座長・司会 宇都宮 宏子(在宅ケア移行支援研究所)
演 者 紅谷 浩之(オレンジホームケアクリニック)
西尾 圭子(訪問看護ステーションにしお)
川添 チエミ(公益社団法人 京都府介護支援専門員会 常任理事)
内 容 人生最終段階が近づいてきたとき、病院医療者だけでは、在宅療養のイメージができないために「家は無理だね」と、転院・施設申し込みをするという「本人の意向に沿わない選択」になってしまう。また、初めて出会う病院医師や看護師・MSWだけでは、その人のこれまでの生き方や、大事にしてきたこと、これからどのような暮らしを望んでいたのかを知ることはできません。救急搬送の場面では、本人の意思表明もできない状況が多く、家族に代理決定を求めている現状がある。
「アドバンス・ケア・プランニング」Advance care planning :ACP(アドバンス:あらかじめ、前もって)という言葉を聞かれたことはありますか?
病院ではない、暮らしの場でこそ、「わたしの想い・願い」を語ることができます。
かかりつけ医・ケアマネジャー・訪問看護師の立場で、どのような取り組みを行っているか。事例を通しての活動や、地域全体でどのような取り組みが必要であるか、演者の報告を受けて、会場の皆さんと議論してみませんか?

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