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第44回 日本膵切研究会 | 当番会長挨拶

第44回日本膵切研究会 当番会長
横浜市立大学消化器・腫瘍外科学

遠藤 格

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 このたび第44回日本膵切研究会の当番世話人を担当させていただくことになりました。歴史と伝統ある本研究会を担当させて頂くことは横浜市立大学消化器・腫瘍外科学講座にとって大変名誉なことであり、教室を代表して関係各位に厚く御礼申し上げます。

 日本膵切研究会は、1984年6月にPD懇話会として第1回が開催されて以来30年以上の歴史のある会であり、1988年に日本膵切研究会と改名され現在に至っております。教室では第24回を嶋田紘名誉教授のもとで担当させていただきました。膵臓外科領域の発展とともに参加人数は年々増加し、全国から300名以上の膵臓外科医が集まり、膵臓外科の諸問題に対して忌憚のない本音の討論が行われてきました。

 近年、膵臓外科領域においては、膵癌の集学的治療、腹腔鏡下手術を含む手術手技、膵機能評価、術後合併症管理などに関して、大きな進展がみられております。本研究会の顕著な特徴である『熱く、忌憚のない、納得いくまでの討論』を行える会にしたいと考えております。全員討論として、『NACRT時代の治療効果判定と予後因子』を取り上げました。BR/UR膵癌のうちどの症例は切除すべきでどの症例は切除すべきではないのか、を明らかにしていただきたいと思います。アンケート調査と併せて、本研究会での徹底的な討論により新しいエビデンスが生まれるものと期待しております。
 シンポジウムには『膵瘻発生防止のためのBest Practice』を取り上げました。未だに膵瘻を完全には防止できていない施設が多いと思います。しかし中には膵瘻BCが顕著に減少した施設もあるようです。この膵臓外科の永遠のテーマの一つについて現時点での最高到達点をお示し頂きたいと思います。

 会場である横浜市開港記念会館は、横浜開港50周年を記念し、市民の寄付金により大正6(1917)年に創建されました。本会館は、平成29年7月1日、開館100周年を迎えます。横浜を代表する伝統建築で先生方をお迎えできますことは大変な喜びであります。また、8月の横浜は猛暑の季節です。是非軽装でいらしてください。熱い討論の合間には、みなとみらい地区や近隣の歴史地区を散策して頂けると思います。皆様に楽しんで頂けますよう医局をあげてお迎えいたしますので、是非とも多くの先生方にご参加頂けますようお願い申し上げます。